投資会社選びは、オーナーになる人のその後の人生に大きく関わる一大事です。慎重に選ばなければならないのはもちろん、その際に注意するポイントを以下にまとめました。
投資用物件を購入する際のパートナーであった不動産会社がそのまま投資運用開始後もパートナーとして管理業務をやってくれたらとても安心です。何か問題が起こったときに、たらい回しにされて責任の所在が曖昧になることも避けられます。
マンションオーナーにとって最も恐ろしい空室リスク、これを軽減するには入居者募集をしっかりしてくれる不動産管理会社とパートナーになることがいちばんです。
不動産投資は、人生の何分の1かの時間をかけて行う一大事業です。この間相談に乗ってくれて専門的な視点でアドバイスしてくれる信頼できるパートナーがいるかどうかで、その投資が成功するかどうかも決まってきます。
不動産投資に関する知識も経験も浅い投資初級者は、悪徳不動産業者にとってはいいカモです。私たちは、利回りが必ずしも収益に直結するデータではないこと、物件の収益はその場所や築年数、構造、耐用年数、その他の条件に左右されることなどを十分承知していますが、どうしてもこの利回りの高さを数字で見せられると魅力的に感じてしまうこともあるでしょう。
たとえば首都圏以外の場所にある、築年数が古い、駅から遠い、といった悪条件のもとで利回りが高いことを売りにしているような物件があったら、それは何かあると疑ってみることが大事です。
またそういった物件を、高利回りを売りに宣伝しているような不動産会社は少し注意したほうがいいでしょう。経験が浅いのをいいことに釣り物件で連絡を取り、とにかく契約させようとする悪徳業者はたくさんいますので、それを見抜く力を身につけなければなりません。
不動産投資のしつこい勧誘電話についてはよく耳にします。自宅だけではなく職場にもかけてきて、「絶対に利益が出ます!」「まず損をすることはありません!」などと言い続け、不動産投資を行う予定はありません、と断ると今度は脅しにかかってくるといった本当に悪質な実例もあります。
こういう場合の対処法はまず、電話があった時点で相手の「会社名・担当社名・電話番号」を聞きます。しっかり聞き取ってメモしましょう。しつこくかかって来ている場合は、何日の何時頃に何回かかってきたかもメモしておくと良いと思います。毅然とした態度で、「不動産購入の意志はありません。今後一切の電話連絡をお断りします」とはっきり伝えてください。
それでもしつこい勧誘が続くようでしたら、国土交通省や都道府県の宅地建物取引業担当課にも相談できます。また契約に関してトラブルになった場合は地域の消費生活相談窓口に行ってみましょう。